還暦祝いにルビーを贈る
60歳をお祝いする『還暦』。
暦が一回りするまで長生きしたことを喜ぶ、長寿のお祝いとして有名です。
還暦を迎える奥さま・お母さまに、身に着けると元気になる女性のお守り「ルビー」を贈りませんか?
還暦
そもそも還暦とは?
還暦とは、60年で干支(十干・十二支)が一回りして、生まれた年の暦に還ることです。それなので「人間は60年で再び赤ちゃんとして生まれ変わる=第2の人生の始まり」といった意味があります。
還暦が定着したのは、室町時代といわれています。現在では、60歳はまだまだ若い年齢ですが、昔の60歳はとても長生きだったので、長寿のお祝いとして定着しました。
還暦に『赤いもの』を贈るわけ
還暦のお祝いに「赤いもの」を贈るのは、還暦が「赤ちゃんとして生まれ変わる」という意味を持つからです。「赤ちゃん・赤子」の赤から、赤いものでお祝いするようになりました。
また、古来より赤色は縁起良く神聖な色とされ、魔除けや厄除けに赤色を用いていました。還暦の赤色には「これからの幸福を願う」意味も込められています。
還暦祝いにルビーをおすすめする理由
7月の誕生石としても知られるルビーは深紅の輝きを放ち、その美しさと稀少性から「宝石の女王」ともいわれる宝石です。古くから「勝利をよぶ石」とされ、健康と幸福を招き、邪を遠ざけるとして大切にされてきました。
さらに、燃えるような赤い色は情熱的なエネルギーを持ち、女性の魅力を高め、愛で満たしてくれる「愛の象徴」や「美の象徴」としても愛されてきました。
還暦を迎える大切な女性へ「第2の人生も元気に幸せでありますように」と願いを込めてルビーを贈る方が増えています。
ルビー
ルビーはコランダムという鉱物でできており、赤い石を「ルビー」、赤色以外の石を「サファイア」と呼びます。
ミャンマー、スリランカ、タイがルビーの産地として有名です。
ルビーの品質
ルビーは石ごとに、色の濃さや、透明感の度合いが異なります。ルビーの品質は他の宝石と同じく「カラー(色)」「クラリティ(透明度)」「カラット(重量)」で決まります。
ルビーの色
ルビーの色は、赤色といってもピンク系やパープル系など様々な色合いが存在しています。その中でも純粋な赤い色で、さらに暗すぎず明るすぎないルビーが高い評価となります。
ルビーのインクルージョン
クラリティ(透明度)に影響してくるのが、インクルージョン(内包物)です。ただし、インクルージョンが全くないルビーは存在しないので、肉眼でも見えるような大きなインクルージョンや、透明度や輝きを損なうインクルージョンでなければ、一つ一つのルビーが持つ個性として考えて問題ないでしょう。
▲天然ルビーのインクルージョン
ルビーの加熱処理
現在、市場に出回っているルビーのほとんどに「加熱処理」という人口処理を施しています。これは、透明度を高め、鮮やかな赤色を引き出すために行っています。
加熱処理を施さなくても良い高品質なルビー(非加熱ルビー、ノーヒートルビー)は稀少なので、高値で取り引きされています。
▲加熱処理されたルビーのインクルージョン
ルビーとセットでよく使われるのが「ピジョンブラッド」という言葉です。ピジョンブラッドとは、ルビーの色を表す言葉で、「鳩の血」という意味です。鳩の血のように真っ赤な色をしていることから名付けられました。
一定以上の色の濃さが認められるルビーで、内側からのテリも強く、人気が高いです。
ただし、ピジョンブラッドは明確な基準がなく主観的なものなので、自分の目で見て惹かれるルビーを選ばれるのが良いでしょう。
ルビーの鑑別書
ルビーの鑑別書には、様々な鑑別機関で出されているものがありますが、一般的に「Natural Ruby」、「天然コランダム」、「天然ルビー」といった言葉が記載されていれば、天然のルビーであるといえます。また、「No indication of heating」、「加熱の痕跡は認められない」といった記載があれば、非加熱のルビーとなります。
老舗鑑別機関AIGSの鑑別書の場合:identification(鑑別) の欄に Natural Ruby(天然のルビー)と記載があるので、天然のルビーとなります。 また、Comments(コメント)の欄にNo indication of heating(加熱の痕跡は認められない)、及び、Pigeon Blood(ピジョンブラッド)と記載があるので、非加熱のピジョンブラッドルビーということになります。
ITOI Ruby's Collection
赤色のルビーを身に着けると、ぱっと明るく美しく肌をみせてくれます。小さくても存在感あるルビーを日常のファッションに取り入れてみませんか?
※価格は全て税込みです。店舗によっては、お取り寄せとなる場合もございます。