1893年にアコヤ真珠の養殖が成功してから、アコヤ真珠は世界で一番美しい肌を持つ真珠と言われています。その輝きは、四季豊かな日本の気候により生まれます。アコヤ真珠は、日本人女性にとって必須の宝飾品です。清楚で気品ある美しいアコヤ真珠を、直接産地より厳選しご提供いたします。
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1. 核入れ
健康な選ばれたアコヤ貝に、中心になる核を挿入します。
2. 浜揚げ風景
1〜2年スクスク育った真珠が産声をあげる瞬間です。
3. 浜揚げ
貝から出されたばかりの真珠。
4. 選別作業
一つ一つ丁寧に品質を見ながら選別して製品にします。稚貝の養殖からはじめて、ここまでおよそ4〜5年かかります。
てり(光沢)
真珠の美しさを決める基準で最も大切なのが「てり(光沢)」です。「自分の顔がくっくり映るほどきれい」な真珠は、てりの良い真珠です。
巻き
真珠の核を巻いている真珠層の厚さのことです。「巻き」と「てり」は密接に関係しており、巻きが良いと、強く深い光沢を放ちます。また、巻きの良い真珠は汗などにも強く、耐久性に優れています。
きず(エクボ)
厳しい自然の中で成長する真珠は、ほとんど何らかのきず(エクボ)を持っています。天然真珠の証とも言えますが、なるべくきずの少ないものを選ぶと良いでしょう。
色
地色の系統によって様々な色に分類されます。人気の高い「ピンク系」は華やかで若々しさを、「ホワイト系」はしっとりと清楚な印象を与えます。色そのものは品質に影響しないので、似合う色、お好きな色を選びましょう。
大きさ
日本人女性の平均的な身長(156センチ程度)の方ですと、7.5-8.0ミリ 8.0-8.5ミリのネックレスにするとバランスが良いです。しかし、年齢を重ねると大粒の方が似合うようになるので、買い替えずに一生お使いいただくのでしたら、やや大粒の真珠をおすすめします。
※写真は原寸ではありません。
形
真珠の形は、真円のラウンド型、やや丸いセミラウンド型、形がいびつなバロック型などに分かれています。真珠は自然の力で出来上がるもののため、真円に近ければ近いほど品質が高いとされています。
仕上げ(連想)
ネックレスなどの複数珠を使用したジュエリーの場合、一つ一つの真珠の価値の高さに加えて、真珠同士の色と品質の調和(均一性)も重要です。
真珠を選ぶ際は、以上の「てり(光沢)」、「巻き」、「きず(エクボ)」、「色」、「大きさ」、「形」、「仕上げ(連想)」、と7つのポイントがあります。ご予算の中で、何を重視するかは実際にご覧になってお確かめいただくと安心です。
時が経っても変わらない 自然のままの美しさ 無調色真珠
日本で販売されているアコヤ真珠の90~95%は、真珠本来の美しさを引き出すために「調色」という人工的な色付けがされています。調色とは、ピンクの染料を真珠層内部に浸透させる加工です。この人工的な加工をする必要のない美しさを持っている真珠はめったにお目にかかれない希少な真珠なのです。数年で色の退色など品質劣化が起きない無調色真珠は美しく、末永く安心してお使い頂けます。
鑑別書では「ナチュラルカラー」と明記されます。
無調色真珠の特徴
◆ ほとんど加工処理をしていないので、真珠の表面がきれいでなめらかなものが多い。
◆ 薬品・紫外線・汗・熱などに調色(着色)真珠よりも、強い。
◆ 真珠層が厚く、再研磨も可能。
◆ ほとんど加工処理をしていないので耐久性において強く、通常の使用に於いては100年以上。
◆ 調色(着色)していないので、上品な透き通るような輝きが見られる。
花珠真珠の美しさと注意点
「花珠」とは、アコヤ真珠の中でも「てり」、「巻き」、「きず」、「形」、ネックレスの場合「連想」のすべての項目で、鑑別機関が定める基準を満たしている真珠に付けられる称号です。花珠真珠には「花珠真珠鑑別書」がつくため、販売店ではなく第三者機関の保証が付くこともあり、人気が高くなっています。
ですが、ダイヤモンドのグレードのように世界基準で統一されているわけではなく、各鑑別機関独自の基準で評価しているため、品質が悪いものでも花珠真珠として出回っているのも現状です。
必ずしも「最高品質のアコヤ真珠」=「花珠真珠」ではないので、注意が必要です。
イトイで扱っている花珠真珠は、真珠の鑑別において日本で最も権威ある「真珠科学研究所」を始めとする花珠真珠鑑別書を採用しています。
マグピタ金具
首の太さや、お洋服の襟の空き具合によって、”丁度良い”ネックレスの長さは違います
ご購入されたネックレスは日本人女性には長いことが多い!?
▲洋服にかかってるネックレス
真珠のネックレスは、一般的に44~46センチ程度の長さです。平均的な日本人女性に合う長さは、42センチと言われているため、購入したままの長さのネックレスを着けると長くなってしまいます。 そのため、きれいに真珠ネックレスを着けるためには長さ調整が必要となるのですが、そこでおすすめしたいのが「マグピタ」です。
金具を替えるだけで長さ調整できるようになります!
マグピタとはマグネット金具のことです。金具にマグネットが付いているので、留めたいところにワンタッチでパチンとはさむだけで簡単に装着できます。
お好きなところで留められるので、その日のお洋服に合わせて長さを変えたり、華やかなY字アレンジも楽しめます。
仏事の際は、マグピタを背中側に回し、見えないようにしてご使用ください。
▲最長
▲丁度良い長さ
▲短くもなります
▲後ろ姿をおしゃれに
▲マグピタを前にしてY字アレンジ
マグピタへの金具の交換をお考えの方は、お手持ちの真珠ネックレスをイトイまでお持ちください。
新調される場合は、ご購入時にスタッフへお伝えください。ご購入時ですと金具交換が無料となります。
質問
よくある真珠の質問
Q 真珠の色はピンクが一番良いのでしょうか?
A ピンク色の真珠は確かに人気が高いです。しかし、真珠の色合いは品質の良し悪しとは関係ありません。てりの良いしっかりとした巻きの真珠の中で、お好きな色や肌に合う色をお選びください。
Q 無調色真珠と調色真珠は耐久性に差がありますか?
A 調色した真珠は染料が日光によって変化し、色が変わってしまうことがあります。その点、染料を使用していない無調色真珠の方が経年劣化が少ないと言われています。
Q お葬式で二連の真珠ネックレスは着けても大丈夫ですか?
A 二連、三連は凶事が重なるということから日本では嫌われています。一連であってもロングタイプのネックレスは華やかになり目立ってしまうので避けるようにしてください。
Q ダイヤモンドのセッティングされた真珠の指輪は、仏事に着けても大丈夫ですか?
A 華美でなければ大丈夫です。冠婚葬祭用に真珠製品を持つ方が多く、お祝いと仏事両方で使用する場合はシンプルにダイヤモンドが付いている場合がほとんどです。
Q 真珠の念珠ですが、珠数に決まりはありますか?
A 念珠には本式と略式があります。本式念珠は煩悩の数108個です。略式念珠の場合は、数に規則はなく片手で持った時に丁度良い長さになっています。
Q 購入したときよりも、真珠の色が黄ばんでしまったのですが・・・。
A 黄ばみは、真珠層のたんぱく質が熱や日光(紫外線)で変質することで起こります。黄ばみを元に戻すことは困難ですので、日々の正しいお手入れが大切になります。
Q しまっておいたら光沢なく、白い粉をふいているのですが・・・。
A 真珠の表面が酸に侵されて荒れてしまったために起こります。真珠専用のクリーニングにて輝きをよみがえらせることが可能です。お近くのイトイ各店までご相談ください。
Q 真珠がにおう(臭い)気がするのですが・・・。
A 真珠内部の有機物の層が変質(腐って)起こる現象です。修理可能ですので、お近くのイトイ各店までご相談ください。
Q 太ってしまったのでネックレスを長くしたいのですができますか?
A 色やてりなどが似たような珠を探し、足すことで長くすることができます。