ヴィクトリアンジェット

Victorian JET

漆黒の宝石
ヴィクトリアンジェット


イトイ株式会社はヴィクトリアンジェット正規取り扱い店です。

イトイでは20年以上前からヴィクトリアンジェットをお取り扱いしております。
時とともにその用途は変化してきたジェット。日本の皇室では正式なモーニングジュエリーとして用いられています。
自由な発送を大切にする現代では、喪のジュエリーの枠を超えた、カジュアル、フォーマル
なコーディネートを可能にする新たなブラックジュエリーとしてファッション界からも注目されています。

ジェット 英名:JET 和名:黒玉

 

「ジェット」とは

「ジェット」とは、1億8千万年前のジュラ紀の古代植物が流木となって水底に堆積し、長い時間を経て化石化した有機物を起源とする宝石です。「ジェット」は、しっとりとした質感と落ち着いた輝き、そして深みのある艶を持ち合わせ、その特徴から古くからモーニングジュエリーとして身に着けられてきました。日本でも明治以降、皇室でもジェットは着用されるようになり、そのマナーは現代まで受け継がれています。

色:漆黒色
産地:イギリス、中国など
成分:不純物を含有する炭素
結晶系:非昌質(有機質) 
硬度:2.5〜4.0 比重:1.30〜1.35
※参照:「天然石がわかる本(著:飯田孝一)

 

「ジェット」の特徴

ジェットの特徴の一つはその「軽さ」です。格調の高さと軽さを合わせ持ち、普段使いのお洒落を一層引き立ててくれるアイテムとして使用可能です。また、ドレスアップやカジュアルなど多くのシーンにも合うことから、ファッション業界でも再注目されています。

 

「ヴィクトリアンジェット」とは

ジェットが本場イギリスで採掘不可能となって100年余り。「日本人と黒」の親密な関係に着目し、古来良質のジェットが産出されることで知られるヨークシャー産のジェットとほぼ同質の原石を新たに中国で採掘、日本独自の加工技術によって蘇らせたのが「ヴィクトリアンジェット」です。日本でデザインされ、加工された日本初のジェットジュエリー専門ブランドです。
 1994年、日本のジュエリー市場に初登場して以来、その落ち着いた「漆黒の輝き」と有機質素材ならではの「ぬくもり感」、そして身につけていることが気にならない「軽さ」が現代女性のニーズにマッチして、「ヴィクトリアンジェット」の評判は、日に日に高まってきました。
※「ヴィクトリアンジェット」ブランドネームは商標登録されています。

 

「ヴィクトリアンジェット」のこだわり

素材の希少性と研磨・カットのこだわり

19世紀にイギリス・ウィットビーの鉱山が閉山。以来ジェットジュエリーは他に大きな産地がなかったことで「幻の宝石」と呼ばれていました。その後1993年中国で高品質の鉱山が発見されるも今は閉鎖され、大きな湖になっています。そしてジェットは今ある原石が残るのみとなり希少性が高まりました。また、日本独自の加工技術で蘇らせたのが「ヴィクトリアンジェットです。

デザインのこだわり

「ヴィクトリアンジェット」の特徴のひとつが、ビクトリア時代のアンティークをほぼ忠実に再現したデザイン。素材自体が柔らかく加工しやすいため、カメオ、ブローチ、ペンダントトップなど、お洒落を楽しむ世代におすすめしたいジュエリーデザインにぴったりです。

パーツにも安全のこだわり

ジェットを身に着けた時に冷たさを感じさせないのがジェットの特徴です。よって、クラスプ(留め具)にも金属を使わず水牛の角を使用、すべてに「V JET」の刻印を入れています。しかもこのクラスプは、一本の角から製品化されるのがわずか1〜2個という貴重なものです。

 

 

イヤリングの金具、ブローチ金具をはじめ、すべての「ヴィクトリアンジェット」の金具には、品質の証として「V JET」の刻印が入っています。
※ブローチによってはプレートなしの金具を使用しています。
※一部刻印の入らない金具もあります。

品質のこだわり

「ヴィクトリアンジェット」として製品化できるのは、原石のわずか数%。またジェットの硬度が比較的柔らかく、加工には特殊な技術を必要とします。製品不良品率がわずか0.0025%という数字が品質管理の厳しさを物語っています。

あらゆる場面に「ヴィクトリアンジェット」


ジェットは、喪に限らず、あらゆるシーンで活躍し、世代を超えて支持されるファッションアイテムです。

落ち着いた「漆黒の輝き」と有機的な素材ならではの「ぬくもり感」、そして身に着けたときの「軽さ」が現代のニーズにマッチしています。
ぜひ皆さんも一度「幻の宝石」ジェットを身に着けてみてください。

ヴィクトリアンジェット Q&A


Q.
これって木(石炭)でしょ?

A.ダイヤも炭素の宝石ですし、琥珀も松脂の化石の宝石です。

 

Q.普段のお手入れ方法は?

A.基本的に気をつけていただくことはございません。汗、水にもつよいのがヴィクトリアンジェットの特徴です。気になる方は、パールと同じく乾いた布で拭いていただくのが良いかと思います。

 

Q.硬度はどれくらいですか?

A.モース硬度は4程度になりますが、ヴィクトリアンジェットは原石の中でも密度がしっかり詰まっている部分のみを使用しておりますので、床に叩きつける等のよほどの力が加わらない限り、割れたりしてしまうことはございません。
*他の宝石と同じく、ごく稀に当たる角度等によっては欠けたりする可能性はございます。

 

Q.ネックレスを組んでいる糸の素材は?

A.素材自体については企業秘密でお伝えできませんが、ナイロン糸ともワイヤーとも違う特殊素材を使用しております。伸縮性と強度に優れており、お風呂につけたまま入られても支障はございません。

 

Q.温泉に着けたまま入っても大丈夫?

A.問題ございません。

 

Q.ブラックフォーマル用の宝石として、黒蝶真珠を持っているのですが…

A.それだけ良いものをお持ちでしたら、夏場用としてジェットをいかがですか?ジェットは、水、化粧品に強いので、汗をかく夏場のジュエリーとしては、最適です。また、ジェットはフォーマルはもちろん、カジュアルな場面でも使えます。ぜひ、普段の装いにも合わせて下さい。

 

Q.ウィットビー産のジェットってなんですか?

A.イギリスのウィットビー産のジェットは、100年以上前に閉山しており、現在流通しているものはほとんどありません。最高級とされるジェットで、ヴィクトリアンジェットでは、その稀少な原石をペンダントやリングとして製作しています。

 

Q.ジェットが日本で使われるようになったいきさつは?

A.明治になり、皇室も着物から洋装にフォーマルの装いが変わりました。それに伴い、イギリス王室を参考にフォーマルな装いを皇室でも取り入れることが、ジェットが皇室で使われるようになった由来です。また、ヨーロッパではジェットが魔除けとして使われており、日本の珊瑚、中国の翡翠とおなじように扱われています。

 

Q.安いジェットを広告で見かけたのですが、ヴィクトリアンジェットと何が違うんでしょうか?

A.大前提として、加工する前に良質の原石を選定することがとても大事です。同じジェット原石でも、傷ひびの多い少ない、輝きが鮮やかなものと曇りがちなものなど、様々な品質の原石があります。安いジェットは色々ありますが、その多くは粗悪な原石を使っていることから科学処理を(表面に樹脂のコーティング・原石内部にエポキシ系樹脂を含浸処理等)施しているケースが見られます。また、製造元や輸入元がはっきりしない商品も存在します。
ヴィクトリアンジェットでは、現状新たな原石を見つけることがかなり困難な状況ですが、一切の科学的な処理をせずに、厳選された原石の中から、宝石として美しいもののみをナチュラルな宝石ジェットとして販売しています。また、自社工場で製造、品質管理を行っていますので、長く使って頂くジュエリーとして非常に安心です。